周術期における創治癒因子や炎症性サイトカインが様々な癌の増殖に関与することが危惧されている。乳房再建術は再建をしない場合と比較して、手術侵襲が増大するため、周術期の炎症性サイトカインの濃度が高くなれば癌の再発に影響する可能性が否定できない。今回、当院で乳がん手術を受けた患者を対象に乳房再建有無で3種類の周術期炎症性サイトカイン濃度に違いがみられるかを調査する。