解説1問い合わせ先
岡大バイオバンクへのご質問や利用申請などはお問い合わせフォーム(https://biobank.ccsv.okayama-u.ac.jp/contact/)より承っております。保管試料の利用、バイオバンクの利用の流れについてのご質問、機器の利用など、岡大バイオバンクに関するご質問等ございましたら、問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
解説2保管試料の⼀覧
岡大バイオバンクが現在保管している試料の種類や数は、ホームページより「保管試料数」(https://biobank.ccsv.okayama-u.ac.jp/researcher/collection/)として公開しています(毎月更新)。
また、AMED「バイオバンク横断検索システム」(https://biobank-search.megabank.tohoku.ac.jp/v2/)にも参画しておりますので、条件を指定して試料を検索していただくことも可能です。
解説3SOPの開⽰
試料の採取や処理・保管に関する標準手順書(SOP)は、利用者からのご依頼に応じてお送りしています。ご希望の際は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
解説4採取から処理開始までの時間
試料が採取されてから処理が開始されるまでの時間は、試料の品質に影響する重要な要素(pre-analytical factor)です。岡大バイオバンクではこの情報をお問い合わせに応じて提供しておりますので、ご希望の際はお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
解説5提供までの流れ
岡大バイオバンクの保管試料をご利用いただく際の、申請から受領までの手続きはホームページより公開しています(https://biobank.ccsv.okayama-u.ac.jp/researcher/sample/)。
岡大バイオバンクの保管試料の利用をご希望の方は、はじめにヒアリングシートのご提出をお願いしております。ヒアリングシートの記載内容を元に、提供が可能か否かの確認や、生体試料・臨床情報の詳細についての相談を行い、提供内容の確定および正式な手続きに進みます。
保管試料の提供をご希望の際にはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。ヒアリングシートをお送りいたします。
解説6正式な提供依頼から提供完了までの時間
岡大バイオバンクでは、試料・情報の受け取り(受領書の提出)をもって提供完了としています。迅速に研究を開始していただけるよう、正式な提供依頼から提供完了までが2ヶ月以内となることを目標にしています。ただし、正式な提供依頼の前に時間がかかることもありますのでご留意ください。具体的には、ヒアリングシートをお送り頂いてから提供試料の内訳が確定するまでに、内容によっては、カルテの精査を行ったり、診療科に確認を行ったりする場合があります。また、倫理審査(提供の形態が「分譲」の場合には依頼者側のみ)や契約書の内容確認に時間を要することがあります。
解説7提供実績の開⽰
これまでに岡大バイオバンクの保管試料および前向き収集した試料がどのような研究に提供されたかは、ホームページより「実績と成果」として公開しています(https://biobank.ccsv.okayama-u.ac.jp/information/)。提供先は、学内の研究者に限らず、学外の研究機関や民間企業も含まれます。
解説8提供の形態
岡大バイオバンクからの保管試料の提供では、共同研究契約を伴わない「分譲」と、共同研究契約を伴う「共同研究」のいずれの形態も対応しています。「分譲」では知的財産権(知財)が利用者側(提供先)のみに帰属し、また倫理審査は利用者側(提供先)のみでの実施となります。「共同研究」では知財の帰属は双方に帰属するかまたは利用者側(提供先)のみに帰属するかは契約ごとに異なり、また倫理審査は双方で必要となります(岡山大学を主幹施設とする場合には一括審査も可能です)。また、保管がない試料を前向きに収集する場合には、倫理審査においては共同研究であるものの、契約としては「分譲」で行う「前向き分譲」にも対応しています。「前向き分譲」では、知財は利用者側(提供先)のみに帰属し、倫理審査は保管試料の提供の場合と同様に岡山大学を主幹施設とする場合には一括審査も可能です。
解説9機関外への提供
岡大バイオバンクでは、これまで機関外(学外)への提供を数多く行ってきました。提供先や疾患などの条件が幅広く、実績豊富なバイオバンクです。提供内容の詳細は「実績と成果」(https://biobank.ccsv.okayama-u.ac.jp/information/)をご参照ください。
解説10企業への提供についての同意説明
岡大バイオバンクでは、試料・情報の提供先として民間企業が含まれることを、同意説明文書に明示し、また口頭でお伝えしています。この説明文書は、これまでの民間企業への提供において倫理審査委員会で繰り返し確認されており、記載内容に関する指摘は受けておりません。
解説11企業への提供
岡大バイオバンクでは、これまで民間企業への提供を数多く行ってきました。岡大バイオバンクから民間企業へ行った試料提供の実績は、ホームページの「実績と成果」(https://biobank.ccsv.okayama-u.ac.jp/information/)をご参照ください。
解説12依頼に応じた前向き採取(オンデマンド採取)
岡大バイオバンクでは、学内外の利用者からの依頼に基づき、研究目的に合わせて新たに試料を収集しています。保管試料がない場合や、既存の保管試料の標準手順書(SOP)とは異なる手順で処理を行う場合などにご依頼いただいています。共同研究による前向き収集のほか、前述の「前向き分譲」も行っています。
解説13成果物の知的財産権の帰属(分譲の場合)
試料利用から生じた成果物の知的財産権(知財)は、提供形態が「分譲」の場合は利用者側(提供先)に帰属します。前向き収集の場合では、倫理審査上は共同研究となりますが、契約上は分譲となる「前向き分譲」を行っており、この場合には知財は利用者側(提供先)にのみ帰属します。