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研究者の皆様へ

保管試料情報

保管試料数の一覧(毎月更新)はこの下にあります。
※ 検体処理について岡大バイオバンクのSOP(標準プロトコール)が必要な場合は、お問い合わせフォームよりお声がけください。
 
 
岡大バイオバンクでは、主に血液(血清、血漿、末梢血単核細胞PBMC)、組織(新鮮凍結、RNAlater、PAXgene)、尿体腔液(胸水、腹水、気管支肺胞洗浄液BALF)を保管しています。それ以外にも、腫瘍浸潤性リンパ球(TIL)なども保管しています。現在の保管状況は下の一覧表をご覧ください。また、ペア検体(腫瘍組織と正常組織、組織と血液、TILと血液など)や同一症例で複数回の採取がされた検体(治療前後など)もあります。詳細はお問い合わせフォームよりご質問ください。
 
血液
臨床検査のための採血と同時に、岡大バイオバンクのための血液を増量して採血しています。同じタイミングで採取をした組織やTIL(腫瘍浸潤性リンパ球)とのペアになっているものも多くあります。
組織
検査や診断、治療のために採取した組織の一部を岡大バイオバンクに保存しています。可能な限り、同じ組織を凍結・RNAlater・PAXgene(PFPE)の3種類に分割して保存しています。※現在、新規の検体については凍結のみ保存をしています。
尿・体腔液
検査や診断、治療のために採取した尿、胸水、腹水(術中腹腔洗浄液を含む)などの一部を岡大バイオバンクに保存しています。尿は、多くは随時尿ですが、24時間蓄尿の保存もあります。
保管試料数
血液 尿 体腔液・洗浄液 組織
血漿 血清 PBMC buffy coat TIL 尿 胸水 腹水 気管支肺胞洗浄液 凍結 RNAlater PAXgene その他
合計 13238 2823 11777 12934 33 2233 55 309 259 6770 3274 6433 0
健常者(※1) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
A00-B99 感染症および寄生虫症 9 2 11 9 0 2 0 0 13 8 4 5 0
C00-D48 新生物<腫瘍> 10794 1254 9512 10737 33 769 55 304 33 6010 3146 5701 0
C15-C26 消化器の悪性新生物 4512 457 3971 4463 0 543 0 281 0 870 491 989 0
C30-C39 呼吸器及び胸腔内蔵機の悪性新生物 3602 127 3121 3600 33 0 42 2 23 2009 986 1915 0
D50-D89 血液および造血器の疾患ならびに免疫機構の障害 25 23 37 26 0 18 0 0 58 4 1 0 0
E00-E90 内分泌,栄養および代謝疾患 285 175 326 286 0 208 0 0 0 27 20 29 0
G00-G99 神経系の疾患 52 33 30 51 0 5 0 0 0 21 8 13 0
H00-H59 眼および付属器の疾患 1 3 4 1 0 4 0 0 0 0 0 0 0
H60-H95 耳及び乳様突起の疾患 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
I00-I99 循環器系の疾患 524 42 195 297 0 168 0 0 0 72 40 57 0
J00-J99 呼吸器系の疾患 125 106 118 123 0 6 0 0 136 51 29 40 0
K00-K93 消化器系の疾患 147 257 120 148 0 6 0 2 0 16 2 2 0
L00-L99 皮膚および皮下組織の疾患 33 20 49 33 0 7 0 0 0 3 0 4 0
M00-M99 筋骨格系および結合組織の疾患 189 630 799 175 0 496 0 0 8 2 2 2 0
N00-N99 尿路性器系の疾患 106 20 90 102 0 117 0 0 0 53 4 158 0
O00-O99 妊娠,分娩及び産じょく<褥> 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 4 0
Q00-Q99 先天奇形,変形および染色体異常 247 1 43 258 0 15 0 0 0 441 5 263 0
R00-R99 症状,徴候および異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの 373 59 41 373 0 10 0 3 3 16 6 16 0
S00-T98 損傷,中毒およびその他の外因の影響 18 0 10 10 0 10 0 0 2 9 2 22 0
U00-U99 特殊目的用コード 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0
Z00-Z99 健康状態に影響をおよぼす要因および保健サービスの利用 225 1 147 224 0 247 0 0 1 20 0 112 0
その他 17 2 17 16 0 1 0 0 0 0 0 0 0
    

・(※1)健常者から採取された試料の保管はございませんが、研究内容によっては保管試料を対照として使用して頂いています         (例.歯周病、移植ドナー、良性肺疾患などの方に由来する試料)。

・「腹水」には「術中腹腔洗浄液」も含まれます。

・ ここに掲載されていない生体試料もございますので、お問い合わせフォームよりご相談ください。

・「バイオバンク横断検索システム」では岡大バイオバンクの試料・情報も検索していただくことができます。

検体保存方法
血液
1
血清
上清を500 μLずつ分注し、液体窒素(気相)で保存。
2
血漿、バフィーコート(buffy coat)
上清を500 μLずつ分注し、液体窒素(気相)で保存。バフィーコートを–80℃で保存。
血漿用の抗凝固剤はEDTA-2Naです。
3
細胞
未梢血単核球(PBMC)を分離し、生細胞として液体窒素(気相)で保存。
細胞用の抗凝固剤はEDTA-2Kです。
組織
1
凍結保存
最大5 mm角に細分化し、液体窒素(気相)で保存。
2
RNAlater保存
RNAlater保存液で固定後に、–80℃で保存。
RNAlaterの新たな保存は、中止いたしました(2020年5月末)。
3
PFPE(PAXgene-fixed paraffin embedded tissue)保存
PAXgene液で固定後、パラフィン包埋ブロックを作成し、–80℃で保存。
※PFPEの新たな保存は、中止いたしました(2022年6月末)。

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