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お知らせ

【論文】バイオバンクの試料(組織)およびリアルタイムPCR(StepOnePlus)、細胞分散・破砕(gentleMACS)を利用した研究論文が発表されました。

115137, February 27, 2026

Multifaceted Role of POU5F1P1 in Regulating Its Parental Stem Cell Gene, POU5F1

本研究は、ヒト特異的レトロ遺伝子POU5F1P1(PG1)が親遺伝子OCT4Aをいかに制御するかを解明することを目的とした。子宮体癌細胞株およびFIGO Ⅰ期の臨床検体61例を対象に、特異的プライマーを用いた定量PCRやレポーターアッセイ等を実施した。その結果、PG1の翻訳は5′UTRによって強く抑制されること、またPG1 5′UTRのうちOCT4A 5′UTRと相補的な5′近位89塩基のみでOCT4Aの翻訳抑制が誘導され、OCT4Aを高発現するヒト卵巣奇形癌由来細胞株であるPA1細胞においてOCT4Aタンパク質量が約50%低下することが明らかになった。さらに、PG1タンパク質はOCT4Aと比較してGln259を欠失しており、このことが構造的不安定性をもたらし、半減期は約1.5時間と短いことが示された。以上より、PG1は主に非コードRNAとして機能し、OCT4Aの翻訳を抑制することで幹細胞性および悪性度を調節することが示された。

Snapshot of OKADAI BIOBANK