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お知らせ

【論文】バイオバンクの次世代シークエンサー(NGS)を利用した研究論文が発表されました。(2020年11月)

Biomed Rep. 2020 Nov;13(5):46.
Panel-based next-generation sequencing facilitates the characterization of childhood acute myeloid leukemia in clinical settings

小児AMLの予後はここ数十年で改善されてきましたが、死亡率は30~40%と、他の多くの小児がんを引き離しています。このことから特定の遺伝子変化を有するAML細胞を選択的に標的とする新薬が治療計画に組み込まれることが求められていますが、成人AML患者と小児AML患者では遺伝子変異に大きな違いがあります。本研究では、27人の小児AML患者の診断、寛解、再発(ある場合)のマッチングサンプルについて、がん関連遺伝子の次世代シーケンサーを実施しました。小児AMLの遺伝的背景を決定し、治療効果の予測や標的となりうる遺伝子変化の検出を改善するのに有用であると考えられ、小児AMLの精密治療という患者志向の戦略を実現できるとしています。

Snapshot of OKADAI BIOBANK