BMC Cancer volume 20, Article number: 521
Octamer-binding transcription factor 4A (OCT4A)は、細胞の多能性・再プログラムに必須であると考えられているが、、体細胞や腫瘍組織におけるOCT4の機能はほとんど不明です。本研究では、OCT4と分泌型リン酸化タンパク質1(SPP1)が、非常に侵攻性の高いヒト乳癌、子宮内膜癌、肺腺癌細胞株で共発現しているが、中皮腫瘍細胞株では発現していないことを見いだし、この共発現が癌の攻撃性と相関している可能性があり、OCT4A/SPP1C軸は、肺腺癌の早期高リスク患者の同定に役立つとしています。