World J Surg Oncol. 2015 Sep 17;13:274.
Primary pulmonary melanoma: a report of two cases
悪性黒色腫は難治性の悪性腫瘍で、予後は芳しくなく、一般に皮膚から発生、肺原発悪性黒色腫の症例は稀で、本院では限局した原発性肺悪性黒色腫の2例を外科的切除で治療しました。皮膚悪性黒色腫はBRAF遺伝子に活性化変異(V600E)を有することが多いが,本症例ではBRAF変異は検出されず、肺がん関連20遺伝子を標的としたシークエンスパネルを用いて、体細胞変異の可能性があると思われるp53変異を2例のうち1例で検出されました。今後の分子生物学的解析により、肺原発悪性黒色腫の特徴が明らかになる可能性があるとしています。