医学の進歩によって、以前は有効な治療法がなかった病気でも現在では適切な治療を行えば治る病気もあります。そのー方で、まだ有効な治療法が見つかっていない病気があることも現実です。そのため、いろいろな研究が国内外で行われています。これまでの研究の成果として、同じお薬を使った患者さんでもお薬の効果に違いがあること、副作用のでやすい人とでにくい人がいることなど、患者さんによって違いがあることがわかってきました。その結果、より効果的で副作用の少ない治療を選択できるようになってきています。
より良い医療を患者さんへ提供するためには、これからも多くの医学の研究が必要です。そして、医療に役立つ研究を行うためには、患者さんの生体試料や診療情報などを集め、保管・管理し、活用できる仕組みが必要なのです。