総肺静脈還流異常症(TAPVC)では、解剖学的修復術後、高率に肺静脈狭窄を発生する。狭窄を発生する患者は、その解除術を受けるが、術後再狭窄が発生した場合は、多くの患者が狭窄解除術を受けても再狭窄を繰り返して死亡する。本研究の目的は、TAPVC患者において、次世代シークエンサーを用いたトリオ全ゲノム解析を実施し、TAPVC発生とTAPVC術後肺静脈狭窄の病因遺伝子を明らかにすることである。【利用する試料の種類】組織:凍結