高安動脈炎(TAK)は大血管を中心とした血管炎で、ステロイドを中心とした治療を行うが、免疫抑制剤の併用が必要となる症例も多い。既存の免疫抑制療法に治療抵抗性を示す難治性のTAK患者に対して、すでに関節リウマチ等で有効性が報告されている製剤を投与し、治療反応性や投与前後のサイトカインを比較することで、有効性、およびTAKの病態の一端を明らかとすることを目的とする。